NISSAN 日産神奈川

STORY

お客さまとつなぐ
ストーリー

これは、ある社員とお客さまをつなぐ成長の物語。
それぞれの想いを胸にお客さまと向き合う3名のストーリーをご紹介します。

01

CA’s Story

営業職

ある日、ご年配のお客さまが来店された。

古いガソリン車にずっと乗っていて、
最近のクルマのことはわからないから色々教えてほしいとのこと。

「このクルマはどんなクルマなの?」

お客さまが指差した先にあったのは、
その日にカタログが届いたばかりの最新EV車。

グランドオープンした店舗に配属されて間もなく、
情報収集ができていなかった私は焦った。
カタログを手に、なんとかお客さまの質問に答えるも、
肝心のクルマの魅力をまったく伝えられない。

「EV車はまだ僕には早いかな」

お客さまは、残念そうな表情で帰っていった。
先輩が応対していたら、きっと結果は違っただろう。
経験が浅くて、EV車の知識にも乏しい私だけど、
店舗に立っている時点で、お客さまにとってはクルマのプロだ。

このままじゃいけない。本当のプロになりたい。
一念発起し、幅広い車種の商品知識を貪欲に学んだ。
オーナーさまとの会話も、燃費や乗り心地についての
リアルな声を知れる絶好の機会だった。

先日、小さなお子さまと一緒に来店された
お客さまに
セレナのe-POWER車を
おすすめした。
ご家族のライフスタイルにぴったりだという確信があった。

「あなたの言う通り、
e-POWER車にして正解だった。
坂道も快適で、良いカーライフが
過ごせています」

クルマのプロとして、何より嬉しい言葉だった。
カタログには載せきれない、
それぞれのクルマの魅力を
もっと深く理解し、
私自身の言葉で伝えていきたい。

02

TA’s Story

サービス受付職

初めてご来店されるお客さまのなかには、
「敷居が高い場所」と思われている方も多い。

安心していただけるよう、笑顔で温かくお迎えする。
そして、相手のペースにあわせながら、丁寧にニーズをお伺いする。
説明をするときは、身近なものに例えたり、かみ砕いた言葉で伝えるよう心がけた。
次第に、褒めていただけることが増えていった。

「ディーラーの説明って専門用語ばかりで
わからないことが多かったけど、あなたの説明は
わかりやすい」


実は、入社当時はクルマの知識がゼロだった私。
何もわからなかったからこそ、
クルマに詳しくないお客さまの気持ちがよくわかる。

お客さまに寄り添える存在になりたい。
わからないことは先輩に何度も質問し、知識を増やしていった。
昨年、クルマの保証延長の獲得件数で、TAナンバーワン賞を受賞することもできた。

「あなたに、私の担当になってほしい」

今の私に届く、嬉しい言葉。
TAは、担当顧客を持つことはないと
思っていた。
でも自分次第で、お客さまと深い
お付き合いができるのだと実感した。

これもひとえに、CAが私とお客さまを
つないでくれたおかげ。
今後は自分自身の力で、そう言っていただける回数を増やしていきたい。

03

TS’s Story

整備職

入社前、自動車大学校の授業では、
整備の内容をわかりやすく説明する方法を教わった。
さらに、ガソリンスタンドでアルバイトもしていたので、
接客経験は豊富なつもりだった。

「応対に元気がない。暗い印象でした」

担当したお客さまが、アンケートに書いた一言。
ショックもあったが、それ以上に驚いた。
私自身には、元気がない応対をしている自覚がなかったから。
自分を客観視することの難しさを思い知った。

でも、改めて振り返ってみれば……。
緊張でぎこちない態度になっていたかもしれない。
お客さまと向き合う、そのプレッシャーに飲み込まれていたかもしれない。
正しく説明しようと気負いすぎて、自分らしさを忘れていたんだ。

多くのお客さまは、私と同じクルマ好きだ。
せっかく来店してくれたのだから、
一緒に楽しい時間を過ごしたい。

まずは、笑顔を絶やさないようにした。
そしてリラックスし、飾らない言葉で丁寧にコミュニケーションを取った。
すると、名前を覚えてくれる
お客さまが増えてきた。

「あなたと話していると楽しい。
また会いに行きますね」


今では、クルマの話題や他愛のない世間話に
花が咲くことも多い。
私の笑顔で、もっと多くのお客さまを
笑顔にしていきたい。